【修理】ダイニチ石油ストーブのエラーを直してみた。

修理

[記事公開日]:2020/12/25[最終更新日]:2021/04/29

今年は、去年と違って物凄く寒いですよね。

そんな時に、ストーブが使えない!!!って事になると大事です!!

去年の石油を入れっぱなしにして、寒くなったんでそのまま使用したりすると、
うまく燃焼できずに、エラーを起こす事が増えてくるそうです。

ウチも、エラー続出で大変な目にあったので、修理してみることにしました。

換気エラーなどが出ていて、無視して使っていると「HHH」通称トリプルHが発生。

これになると、何も反応しなくなります。

そんな時の解除方法。

  • 電源を抜いて再度、コンセントを挿してみる。
  • 全面のカバーを開けて、リセットボタンを押す。

上記の二通りの解除を試みました。

まず、電源を抜いて再度、コンセントを挿して復活させる方法。

これは、簡単にできますが、この手を使えない場合があります。

そんな時は、全面のカバーを外して、リセットさせます。

全面右側のネジの位置

全面左側のネジの位置

全面の両方のネジを外します。

そして、ゆっくりとカバーを外します。

カバーを外すと基盤が見えますので、そこにある白いボタンと温度のマイナスボタンを同時に押します。

そうすると「ピッ」と音がなるので手を話して完了です。

ダイニチ石油ストーブのE13換気エラーの回避

もともと「HHH」になる前は、E13の換気エラーが表示されていました。

それを無視していたら、「HHH」エラーになったので、次はE13を直したいと思います。

色々と調べると、どうもシリコーン等により本体内部の炎検知器(フレームロッド)周辺に白い酸化物が付着して、消火不良や途中消火といった症状が発生するようです。

主に言われているのが、エアケア商品を塗布して、乾かさずに石油ストーブを使うと、飛散、蒸発したシリコーンによって酸化物が付着するようになるようです。

  • 化粧品(ヘアートリートメント、枝毛コート剤などのヘアケア商品、保湿用などのクリーム等)
  • 衣類等の撥水剤、柔軟剤等(防水スプレー、アイロン用スプレー、静電気防止剤、しわ伸ばし用スプレー等)
  • 家具等の艶出し剤、保護剤

上記のものに含まれている可能性があるようです。

シリコーン等による影響の原理

そうして、シリコーンが付着すると駄目なのか解説がありました。

石油ファンヒーターでは炎検知器とバーナの間を流れる微量な電流を測定し、燃焼状態を常に監視しています。
シリコーン等配合の製品を石油ファンヒーターと同時使用された場合、飛散・蒸発したシリコーン等が燃焼用空気と共に燃焼室内部に入り込み、高温によって「シリコン酸化物(白色の粉)」として炎検知器に付着します。
シリコン酸化物は高温でも分解されにくく、一度付着すると自然には取れません。また。電気絶縁性が高く、電気の流れを阻害して安全装置が異常と判断し運転を停止させます。

という事なので、シリコーンが付着しないためにも、換気をしてほしいというエラーメッセージのようです。

E13換気エラーの直し方

全面カバーを外した状態で、ネジ二本と横の爪を広げて、中のカバーを外してください。

フレームロッドが見えたので、そのフレームロッドをヤスリ等で削ってシリコーンを除去します。

何だか、こんな煤まで付着してました。

キレイに除去して、元に戻します。

最後に

今回は、フレームロッド中心に修理しましたが、また、再発したら他の方法も考えてみます。

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この記事を書いた人

モノ作りやアナログ、デジタルに凄く興味があります。 地元の伝統文化の保存にも力を入れています。